いよいよシーギリアロックにアタックです。
写真を見て絶対に行きたいと思った今回の旅のハイライトでもあります。
ジャングルの中に突如現れる巨大な岩。
紀元450年ごろのお話。
王位をめぐる争いから父を殺し、
弟からの復讐を恐れて立てこもるように岩の上に宮殿を建てた狂気のキャサバ王。
11年間をこの宮殿で過ごし
最後は恐れ続けたその弟に攻め込まれ、自刃したそうだ。
父王を壁に埋めたとの話もどこかで読んだ。

シーギリアまでは宿泊していたヴィラから小一時間ほど・・
未舗装の道はお尻が痛い・・
やっと着いたようだけど・・



バイクを止めて入口を入ってから30分くらい歩いて
やっとあの岩が見えてきました!
入場料はなんと外国人価格で30ドル!!!
たっかーい!!
現地人は50円くらいだったような・・
だけど
その観光客の入場料がこの美しい世界遺産を維持するために
使われているのですよね。
ありがたいと思わねば!


岩が見えたところで上るまでがまた長い道のり




えーっと
この階段大丈夫かしら・・
下が丸見えなので
自称高所恐怖症のZさんが恐がっている。


昔の人は岩に直接彫った浅---い階段で上ったそうな
アレがもともとの階段だよというのを見たが
恐ろしくて恐ろしくて・・
落ちて死んだ人がたくさんいるのも当然だ。
よくもこんな岩のてっぺんに宮殿を築こうなんて!
労働者は大変だっただろうな

巨大なスズメバチの巣が気持ち悪く波のようにうごめき、うねっている!!
恐い!!
デンジャー!!!

これが有名なシーギリアレディのフレスコ画
1500年以上も風雨にさらされたとは思えない。
美しい半裸の女性の絵が元は500体もあったそうだけれど
今残っているのは18体ほど


頂上へ上る急な梯子階段の入口がこのライオンの手の門。
シーギリアロックは遠くから見ると
ライオンが寝そべっているようにも見えることから
ライオンロックとも呼ばれているらしい。

いよいよ!後一息!
なんだかんだ1時間以上黙々と上り続けているもの。


やっと着きました!

宮殿の跡
マチュピチュみたいでしょ
こっちは観光客少ないけど。
ゴウゴウと風の中
遠い昔に思いを馳せながら
大自然を目の前に心からリラックスできた瞬間でした。
そして
またヒイヒイいいながら来た道を
ヒイヒイいいながら下りました。
駐車場へ向かう長い長い道の途中で
Zさんが奇妙な動きをしています。
ポケットを異常なまでにまさぐって
泣きそうな顔で
「バイクのキー上に忘れたかも・・・」
なんていうのです。
「おれ 探しに行く」んなあほな!
上まで行って帰ってくるのにまた2時間以上
あたし以上にぜーぜー言ってたZさんがそんなことしたら
今日動けなくなってしまうに違いない。
しかも上まで上って見つかるとも限らないし。
今日はコロンボまで一気に戻るという
この旅一番のハードな日なのだ。
絶対反対!
とりあえずバイクのとこまで行って
それから考えよう
なにか方法あるはず。
そこらへんの人に聞きまわりながら
「バイクにキー刺さってたらいいな・・・」とZさん
あ、絶対そうやって!
それに賭けるわ!
それしかないような気がしてきたわ!!
うなだれて、一言も発しなくなったZさんに声をかけながら
バイクのところに戻って
おそるおそる引っ掛けていたヘルメットをめくると
そこにはキーが刺さっていたのだ!!!
あ~
よかった。。
ていうか・・・
盗られんでよかったな~!!!!と大騒ぎ&大喜びしながら帰っていったのでした。
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